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『華鬼2』
梨沙
イースト・プレス

状態・初

あらすじ
平凡な少女と美しくも冷酷な鬼とが織り成す学園伝奇、鬼頭の生家編!(帯より引用)

=+=

Web版にはない、うさぎのぬいぐるみの絡みが物凄く良い。そして神無が可愛い。

Webで拝読させて頂いた時からこの生家編は大好きです。どこが良いとは言えませんが、なんとなく好きです。でも華鬼の父親の忠尚が何故か好きなので、その所為もあるのかな、と。

というか、この後からいろいろ楽しくなってくるんですよね。ここまでも充分楽しませて頂きましたが!
1巻が出てから1年と少し。3巻はもう少し早く出せそうだとの事で今から楽しみです。本編は勿論の事、おまけの番外編も期待してます!
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『デモナータ(VII)―死の影―』
Darren Shan/橋本恵訳
小学館(2008)

状態・初

あらすじ
主人公はベック。

==+==

TOEICの参考書を買いに行った先で発見して思わず購入。

ネタバレの危険があるので詳しくは言えないが、取り敢えずベックが可愛かった。こんなに普通の女の子だったとは…!
合理的な考え方の所為か切り替えが速いし現状を冷静に見れる。でも、人の死を悼む事も出来るし、ミーラにお化粧して貰って嬉しそうだし、ダービッシュの態度に傷付くし。

うーん、やっぱりネタバレしないように感想書くのは難しい。今までのは余りネタバレが関係なかったから良かったのだが。ちゃんと書いて置いた方が次巻を読む時に役に立ちそうなので追記という形で後で書こう。

『エンデュミオンと叡智の書』
マシュー・スケルトン/大久保寛訳
新潮社(2008)

状態・初

あらすじ
何も書かれていない空白の本。全世界を支配できるその本を守るため、現代のオックスフォードと15世紀のドイツを舞台に二人の少年が繰り広げる冒険ファンタジー。

==+==

本屋で思わず衝動買いしてしまった本。一言で言えば、羨ましい…!
オックスフォードの図書館とか本当に憧れる。メインの舞台は600万冊以上の蔵書を誇るボドリアン図書館。羨ましいとしか言えない。地下書庫にまで入ってるしね。

ストーリーの展開が少しゆっくりな気もしたが、図書館やら古書店が多く出てくるので全く問題がなかったように思う。むしろその辺りは非常に楽しかった。

あとファウスト(ゲーテの、ではない。民間伝承の方だ)に関連したものが結構出てくる。図書館によく忍び込む猫の名前がメフィストフェレスだったりとか。
15世紀ドイツでの悪役、ヨハン・フストが“ファウスト”とされる事からだろうが、もう少しその事を強くおさないとファウストに関する事が浮いてしまっているような気がした。途中でファウストは要らないのではないだろうかと思ってしまった。いや、ファウストは好きなのでかなりテンション上がったのだが。

史実に基づく所も多々あり、グーテンベルクの活版印刷術なども知れて良かった。というか、この史実には非常に興味が湧いた。

二人の少年にもう少し関連性というか、接触(夢でとか)があっても良かったんじゃないかと思う。微かな繋がりしか見えなかったので、二つの話が独立したように思えてしまった。

本から始まるファンタジーといえば、エンデの「はてしない物語」を思い出すが、あれとは形の異なるものであった。はてしない物語では主人公の少年が本を通して世界を渡るが、エンデュミオンでは二人に別々の物語が用意されている。

あとは、少しラストが物足りないような気もしたが、あれはあれで良いのかも知れない。

とりあえず、ペーターがカッコ良かったとだけ加えておこう。彼も実在の人物らしいが。

『国際共通語の思想―エスペラントの創始者 ザメンホフ論説集』
ラザーロ・ルドヴィーコ・ザメンホフ/水野義明訳
新泉社(1997)

状態・初

あらすじ
国際語と国際語思想・運動に対するザメンホフの論考と演説。

==+==

本来小説か、それに準ずるものしか読まないのだが、スピーチで国際語についてやろうかと思って手にとってみた。まあ、結局スピーチの方はトピックを変えてしまったのだが。もう少しスピーチが上手くなってからでないと、題材が良いのに勿体ないと思って。

内容は題名で殆ど解る。人工言語・エスペラントの創始者ザメンホフが国際語について述べている。前半はおそらく当時の雑誌などに投稿した論文、後半は世界エスペラント大会でのスピーチだ。

書かれた時代が古く、今と状況が違う所もあるので読んでいて「ん?」と思う所もあったが、思想自体は賛同するに値する。
言語の多様性、それ自体は問題ない。言語は文化だ。ただ、全世界に共通の言語というものがない事が問題なのだ。「英語があるじゃないか」という意見もあるだろうが、果たしてそうだろうか。
確かに英語は偉大だ。世界中で多くの人が話している。けれどそれは大国アメリカに膝を折り、自分たちの言語を押し込めた結果ではないだろうか。言語は文化だ。そこに優劣などありはしないし、あってはならない。

ザメンホフは自らを理想主義者だと言う。確かにその通りだ。けれど、夢を抱く事は良い事だと思う。いつか現実が夢に追いつくその日に自分がいなくとも、理想を語り、夢を裏切らずに貢献した彼は素晴らしい。

…と言いつつ、ESSに所属しているという矛盾。ていうか、次はファウストかハリーにしようと思ってたのに。

『ニーベルンゲンの歌(後編)』
相良守峯訳
岩波文庫(1955)

状態・初

あらすじ
夫ジークフリートの暗殺に対する復讐を誓ったクリームヒルトは、それを果たし、しかし自らも首を刎ねられる。生者の悲嘆を残して幕は閉じられる。

==+==

妙に時間が掛かってしまったけれど、やっと読み終えた。

ちょっと想像とは違って思ったよりも淡々としていた気がする。いや、やっている事は凄いのだけれど、その過程というか描写というかが。そもそも結末はぽんぽん先に出て来るので、ドキドキ感はない。
あと、英雄主義と武力賛美に理解がないとかなり読み難いかも知れない。私は武力賛美が受け入れ難くて、読むのに時間が掛かったのはその所為もあると思う。

訳文はやはり原文に忠実にしてあったようだ。
訳者によれば、「今さら文語体にするのもどうかと思い…大体は現代の口語訳にしてみた」らしいが、文語体でも良かったんじゃないかと思う。

訳は余り好きになれなかったけれど、解説は解り易かったし、良かったんじゃないかと。訳も捉え方によれば問題ないと思う。というか、地名を現代風の発音にしてくれたのは有難かった。

リュエデゲールが物凄く良かった。彼の所だけ非常に盛り上がっていた気がする(私が)。


次は「ファウスト」にするか、それとも一息入れる為に「ハリー・ポッター」にするか。うーん…
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BrownBetty 
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