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『クラウド・コレクター|雲をつかむような話』
クラフト・エヴィング商會
筑摩書房(1998)

あらすじ
クラフト・エヴィング商会の先代、吉田傳次郎が遺した10冊の手帳。それは「アゾット行商旅日記」なる、空想旅行の記録だった。この日記をもとに、様々な架空の「おみやげ」を加え、すぐそこの遠い場所・アゾットを再構成する。 (MARCより)

==+==

読む?見る?楽しむ!な本。
織り込まれた綺麗で魅力的な挿絵や写真に惚ける傍ら、物語に散りばめられた謎に感嘆する。普段何気なくやっている仕草に様々な解釈を付け、それを更に洗練されたものへと昇華されると、「ああ、成程」と思わず納得してしまいそうだ。
個人的なキーワードは「忘却」と「雲」と、それから「お酒」。不思議なものとか雑貨、あとお酒が好きな人ならきっと楽しめると思う。アルコールは進んで飲みたがらない私も、お酒の壜は好きだから、そういう人も是非。

「ひぃ、ふぅ、みぃ」が好き。あと「静かなる晩餐」の所が凄く。

なんだか好き過ぎて上手く言えない。書いてみたはは良いけれど自分でも間違っているんじゃないかと思う所が多々ある。本屋で見かけたら捲るだけでもどうぞ。

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『翼の帰る処(下)』
妹尾ゆふ子
幻冬舎コミックス

あらすじ
北嶺太守である皇女に療養を命じられ、都に戻ってきたヤエト。皇女の実兄の元に見を寄せるが、そこで皇位継承権を巡る政争にヤエトは巻き込まれてしまう。一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が迫っていた! 皇女を救い出すため、ヤエトは都を脱出し、雪に閉ざされた北嶺へ向かおうとするが――。(カバーより引用)

==+==


『翼の帰る処(上)』
妹尾ゆふ子
幻冬舎コミックス(2008)

あらすじ
「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱な彼は、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺の太守として来た勝気な皇女に振り回され休まる間もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいていく…。(カバーより引用)
『時計塔の怪盗―白き月の乙女―』
梨沙
一迅社文庫アイリス(2008)

あらすじ
白い時計塔に住む純白の少女怪盗クリスは、呪いによって永遠を生きる青年・大怪盗クリストルと共に月夜を舞って美術品を盗む。そんなクリスを、漆黒の少年・ササラは恋愛感情を隠しながら探偵として追いかけていた。幼馴染の彼の制止うぃふりきって、怪盗を続けるのは――ある目的のため。(カバーより引用)

==+==

取りあえずクリストルが好き過ぎる。いや、みんな好きだが、特に。というか私の大好きなしゃべる猫ネタ。

もう本当有難うございます!

意味不明だが、まあ良し。そもそも感想なんてただのおまけだ。
Webで拝読した経験があるはずなのだが、何分昔の事なので余り思い出せない。当然ラストも思い出せない。その為、大幅加筆と言う事も手伝って、初見の気分で楽しめた。
ただ、コメディかと思って読んでいたらかなりシリアスだった気がするので。というか、月並な表現をすれば、心温まる話、だった気がする。

兎も角、後編の発売が楽しみだ。
『クルミわりとネズミの王さま』
E.T.A.ホフマン/上田真而子訳
岩波少年文庫(2000)

あらすじ
クリスマスイヴの日、フリッツとマリーの兄妹は不思議なドロッセルマイヤーおじさんからのプレゼントを心待ちにしている。たくさんのおもちゃの中にマリーはクルミわりを見つけ…

==+==

やっと読めた、ホフマンの胡桃割り人形!学校の授業の発表に使わせて貰ったのは絵本だったが、全体の内容を把握する為に大いに助かった。
バレエの『胡桃割り人形』も魅力的だが、話としては私はこちらの方が好きなように思う。確かバレエの方はデュマの『ハシバミ物語』をもとにしていたように思うが、そちらは絶版になってしまったらしい。出きれば読んでみたいと思っていたのだが。

メタフィクションとして挿入されている「かたいクルミのはなし」が童話的であるので、それに絡む本編もまた童話的であったように思う。
マリーが体験する“夢のような話”は、バレエでは本当に夢となってしまうのだが、原作では事実として描かれている。これが、私がバレエ版よりも原作を好しとする最たる理由である。

期待通りの話で良かった。
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BrownBetty 
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